2004年5月の怒り








ある意味本当に最後の試合が続く日々

 ウチの子達を何人か連れて、高校総体を見に行った。今までは一度もバドの試合を見るために行ったことはない。暑くてきついし、マニアじゃないし。生徒達はマニアだけど。


 でもまあいいかと思って。今回ぐらいはね。


 3年主体で使ってた応援してた高校、トップシン落として、ダブルス一つは取って、ウチの卒業生R(3年)のダブルスが落として(パートナーの2年生のミスが多くて)、1−2。
 第2シンと第3シンに勝負がかかった。
 Rとあと一人3年生、一応この選手がエース。中学の時とてもいい選手だったけど、あんまり伸びてない。
 平行試合で、どちらもファイナル。どっちを落としても負け。


 相手のマッチでRがネット。その場で崩れ折れた。2年のYが声かけに行ったが動かない。もう一人の3年生がRを立たせ、最後の挨拶に連れていった。


 第2シード取っててベスト8。惜しい。でも自分たちの代の選手で勝敗が決まったのだからこれでいいんだろう。


 応援していたウチの3年生が、自分たちが負けたときと同じぐらいショックだと言っていた。


 私は、見届けたなあと思った。あの時の気持ちを上手く表現できない。
2004年5月29日



レジ

 最近卒業生に会うことが多い。


 っていうか、私が出入りするコンビニとかホームセンター、レジがみんな卒業生。


 嬉しいけど微妙。
 判っていただけるかしら、この感じ。


 例えば「みこすり半劇場」買えないじゃない、ねえ。
2004年5月29日



甲子園じゃないけど

 昔から弱気な懇願に弱い。


 高3が練習に来てくれた。明後日から高校総体、彼らの最後の試合の始まりだ。少しでも沢山シャトルに触りたいんだろう。


 他所の学校の高2も来ていて、高校生同士でも試合させた。だっていくら強くたってウチのは中学生だからプレースタイルも違うし。


 強くなってるなあと思った。もうすっかり体は大人だ。おっさんバド直前、一番からだが動く時期。


 帰り、通り道なので一人乗せた。
 バドが好きで、中学生の時から本当に一生懸命練習していた子。
 いや、もう見かけは25歳でも通るけど。
 明後日から最後の試合が始まるような気がしないとしきりに言っていた。
 専門学校に進学希望のこの子は、これで競技生活引退。
 もちろん社会人になっても続けられるけれど、今のように毎日ラケット握ることは出来ないだろう。


 車から降ろして、一度閉めたドアをもう一度半分開けて。


「もし来れたら、見に来て、応援して」





 いやあ、なんか心底可愛かったですよ。なんなんでしょうね。


 この子じゃないんだけど、今妹を教えてる同じ代の生徒がいる。
 この妹に「お兄ちゃんの最後の試合、見に行くの?」と聞かれたときには、行けたら行くって程度のことしか言わなかった。
 行きたくないわけじゃない。やっぱり最後だから見たい。
 でも今の代にも心血注いでいるので、そして彼らのことは彼らの代を見ていたときにちゃんとてんこ盛りで大事にしたので、卒業した彼らの試合をわざわざ見に行くのは私のスタイルじゃないと。


 もちろん今までの試合は見てない。中学生が混ざれる大会では見ることもあったけど、高校生の試合を見に行くことはしなかった。
 今は今の生徒がいるから。それがずっと私のやり方だった。時間的にも心理的にも目一杯。余りがあるならそれも今の代に。


 まだ迷っている。体力的にもかなりキツイ。でもあの子達が、バド大好きだったあの子達がどんなふうに最後の戦いを進めていくのか見てみたいと思い始めている。
 今の代が見に行きたいって言ったら引率がてら行こうかな。他力本願だが、自力ではどうしようもないくらい日程は詰まってるから。


 ウチのOB達に、良い風が吹きますように。
2004年5月27日



こんな日々 卒業生編

 最近卒業生に会うことが多い。


 進路講演会で、講師として元学級の生徒が学校に来ていた。
 自分の適性にあった進路を選択できた子達。やはり生き生きしている。
 ちょっとヤンキー入ってた子ほど変わらない。やっぱ人間まゆがあってこそ顔だ。


 ローソンで、ファミリーマートで、バイト小僧は多い。懐かしげでいい。
 育っちゃってて私は気がつかないが、あっちは一発だ。嬉しいもんである。


 今日は買い物しようとしたら一昨年担任した女の子。もう娘さんだな。
 クラス会をしたいと、今計画してると言っていた。まあなかなか集まりゃしないんだが、そうやって今も連絡とってるの嬉しいなと思う。
 レジやってたので「まけて」と言ったがまからなかった。当たり前か。


 卒業生っていいもんだなあ、と最近しみじみ思うざんすよ。
2004年5月27日



体が一つしかない

 ちょっと忙しい。


 学年の仕事がある。できるだけ背負い込まないように、自分じゃなくても出来る仕事はやらないという方向で頑張ってはいるんだが、それでも職場体験学習の下準備や指導など手のかかる内容は多い。授業はもちろんだ。前に集めたスケッチを採点する暇すらない。教育相談の仕事なんか全然してない。<まああんまり無いせいもあるんだが


 生徒会の仕事がある。31日に生徒会総会がある。準備結構大変であるはずである。まあ2回目だし、生徒も解ってる子多いし、やる気もあるスタッフが多くて前準備も順調で、今のところ何とかなりそう。今日も準備で集まっていて、でも私のすることは終わって生徒の仕事待ち。将棋したりなんか喋ってたり。こういう時間をもっと取りたいんだけれど、生徒会執行部の活動する時間って部活動と重なっちゃうんだよね。通信も私からのは全然出してないし。さぼってるわけじゃないんだけど、2時間座ってる時間がない。生徒が出してるからいいか。


 部。部が一番じゃ駄目だと思うんだけど、まあ今年はいいか。担任も持ってないし、生徒会も大事にしてるし。ちゃんと練習の最初から最後まで見たい、きっちりやれることしていきたい、でも色々あって行けない日も多い。今日も行けなかった。それどころか部活動巡り(そういうのがあるのよ)、体育委員長も来てねって言ってたのに行けなかった。女子バスケ。


 全部時間食う仕事で、全然両立できてない。それもこれも今年の時間割が駄目だから。何にも出来ないのよ、この空き時間じゃ。厳しいなあ。


 今JRC委員長に、私が3人ぐらいいないと足りない、と言われた。そうね。
2004年5月26日



こんな日々 生徒会室編

 浅く広くどんな質問にもとりあえず答え、壊れたものは直すテマニス。
 生徒にまで便利に使われている。


「一家に一人テマニス先生が居たら便利だよね」<JRC部長
「解んないことあるときとかね〜」<数名同意
「え〜、でもなんかずっと叱られそう」<ウチの部のレギュラー、副会長
 あーもう、叱ったるがな、ふらふらするなとか、背筋ちゃんとせぇとか!


 待ち時間が長いので将棋する。相手は整美委員長(なんで整備じゃ駄目なのよ、出ないんだよ変換で)。
 自慢じゃないが2年前学級の生徒とやったきりで、はっきり言って私は弱い。棒銀とかあったよなあそういうの。素での勝負はできないので、中3相手に飛車角落とさせる。
 一応勝つ。なんか自分でも手の進め方が昔と違うのが解る。もう一戦。今度は平手で。
 そんなことしてるくらいなら部活行け2人とも。
 一手も緩めず王手をかけ続ける超突っ込み攻撃型になっていたワタクシ、あっさり負け。お互いの玉が中央を越えてしまっているという。


 悔しい。


 掲示広報副委員長の左手の平がなんか変。赤いペンで延々とてんてんが打ってある。ああかゆくなる。授業中つい始めたら止められなくなったと。


 仕事がいい加減な謝れない2年生副会長を叱り、その子の仕事を3年生ウチの部レギュラー副会長にやり直させ、会計Tに持ち帰り仕事を預けてそのまま帰ってきたけどちゃんと戸締まりしたかな?と言うような日々。


 そうだ、生活委員にタオル洗わせて干させないと。黴びるよあれじゃ。
2004年5月26日



気が荒いのよ

 試合の反省を書かせてみた。


 全員の分読み比べてみると、負けた本人がどうも反省してないな。


 日常的に努力していて、当日も少なくともベストパフォーマンスを目指していたなら、誰も負けたからって怒りゃしないのよ。
 結構酷い試合だったので、そして本人の普段の練習への姿勢が今一つだったので、みんながその選手について書いていた。


 だから、全部わざわざ打ち直して3年全員に配った。書いた本人達もショック受けてた、やり過ぎ?でもちゃんと伏線張ってたでしょ。覚悟はしてたよね。我ながら気が荒い。


 ペアの相手は、自分の駄目さを自覚して(そりゃそうだろう、帰りの車私の隣でえんえんと駄目さ加減を唱えられちゃね)それなりに分析して書けていた。駄目なのには変わりないが。


 一番駄目だった選手は、こともあろうに文章の4割以上をペアの相手を責めるのに使っていた。


 あのねえ、誰がどう見てもあなたが駄目だったから。みんなの文章見て客観的な事実分かったでしょ?<このサイトは彼の「お気に入り」に入っている


 負けから学べることは沢山ある。勝ちから学べることは少ない。だから一概に負けがいけないわけじゃない。
 でも学んでないのが良く分かったよ。
 あと、あなたが私が決めたペアの相手にとても強い不満を持っていることも良く分かったよ。


 でも私はデータを持っているの。


 あなたが責めている相手より、あなたのミスは格段に多いんだよ。
 ラリーに耐えられないのも同じくらい。
 決められる、つなげるという点では多分自信があるんだろうけれど、相手が狙われてタッチ数が増えている状況でもミスはあなたの方が多い。
 確かにダブルス的に駄目なことをする、良くも悪くも目立つ。
 でも目立たないだけであなたは彼以上にミスしているわけよ。
 結果が全てというなら、同じダブルスで登録の試合、彼より上に行ってないでしょ?@朗と組んで@平・@佑に1年で勝ってから、お互いがレギュラー以外と組んだ3回の試合を除いて、勝ててる?


 彼はサークルにすら行っていないのに。


「サークルとか行けない分、学校での練習に集中できると思う」
言うほど集中できてるとは思えないけど、今までのあなたの学校での練習よりはマシかな。


 はっきり言ってあなたのパートナーに対する態度は理不尽です。プライベートで仲良くしろなんて言ってない。ちゃんとペアとして認めあえと言っているだけ。もう呼吸のタイミングまで合ってるパートナーと声すらかけ合わないのはあなたの単なる我儘です。それが今回身に染みたならこのみんなの期待を踏みにじった負けも少しは意味がある。


 でも意味、無さそうね。あのねえ、私本当に怒っているのよ。その上今日ミーティングちゃんとする時間無くて、溜まってるのよ。


 やればできるのに今までしなかったこと、人に対する失礼な態度、一つ一つが結晶したような駄目さ加減を一々指摘して治るかどうかはともかく叩く予定だったのに!


 というわけで明日のプロローグとして色々書いてみた。まあ所詮アップできる程度の内容なので大したこと無いけどね。
2004年5月24日



準優勝の訳

 どうして部活動やってて、負けると顧問に怒られるのかな?
 植物じゃないんだから水やって肥料やったら育つって訳には行かないよ。
 楽しむためにやってるんだから、それほど勝ち負けには拘らなくていいじゃないか。


 これは私の根の部分にある価値観。変わりゃしない。


 でも違うときもある。あるんだよ。


 みんなで勝ちを目指して、団体戦。チームの代表。
 強いものが個人戦のシード権を取る。同じ学校に強い選手がいたら、自分の種目でシード権大会の枠すら無い時もある。


 そういう時は、他の人の想いとかもしょってるんだから、代表になった責任、ある。


 強いから試合に出る、意味はわかる。勝ちたいから意識低い選手も使うことあるだろう。
 使っていくことで選手が育っていく、そういう育て方もある。


 もうやめた。そういうの。


 私は勝たせたい。まず県で優勝させたい。


 でも意識低いと肝心な試合で崩れるのよ。


 誇りが無いから。甘いから。
 絶対負けないという意地とか、自分の実力に対する自負とかがないから。
 ウチは崩れないスキルすら出しているのに、甘く見てそれも身に付けない。
 そして勝てる勝つべき代表としての試合、この山を越えたい個人戦、そういう大事な試合を落とす。


 そんな選手に振り回されるのはもう沢山。日々努力している選手が気の毒。


 技術が付けば、強くなれば、心も強くなると信じていたけどそうじゃないね。
 日々の意識が選手育てるんだよ。
 今日ある選手が言ってた。


「もうバカみたいにずっとバドミントンしていたいくらいバドが好きで、毎日練習して、強くなりたいと本気で思って意識して努力したら絶対伸びるよ」


 好きなだけじゃ駄目。そう、洋平の言う通りだ。


 要するに私が根っこの部分がリベラルで選手の意識を育てていないからいけないのよ、きっと。
 だって今日優勝した学校の監督言ってたもん、「気持ちで勝て、と言って育ててます」
<色々言いたいけどウチが負けたので言えない <いつか言ってやる


 意識が高くて信頼できる選手を育てる。もう3人は育った。あと2人。出来れば全員を。
2004年5月23日



眠い

 貴重な休みは試合だし、試合は好きだからいいけど負けるし、あとちょっとなのにな。YONEX杯。
2004年5月23日



blogが落ちてる

 最近はまり気味のblogにAmazonのリンクを張るべく、ちまちまCSSだのコンテンツだのをいじっていた。


 再構築中に突然止まり、その後全く入れない。私のblogだけでなく、Seesaaのホームも、他のSeesaa系のblogも駄目。


 なんか記事投稿の方法が変わって、その所為でサーバへの負荷が増えたような感じの手触りだったから、落ちたんだろうな。


 デザイン変更中だったので、いったい今どんなデザインなのか分からないのが不満。
2004年5月21日



大不調

 休みが無いせいか、不調である。背中が痛い。


 インドの大統領がどうなったか知りたいけど。明日も試合だし。ぐー。
<寝つく音
2004年5月21日



この時間を上手く表現できない

 なんでもない、試合の合間とか、ミーティング終わった後とか、そういう時の時間が好きだ。
 でもその時間を上手く表現できない。


 生徒会室で仕事しながらうだうだと下らないことを喋っている時もよく似た時間だ。
 もちろん部での時間とは濃さが違うが、やっぱり好き。


 職員室で喋るのも好きだが、これは少し色が違う。


 今までの長くもない人生で、いい時間は沢山あったけど、これもとてもいい時間。忘れない。今を。
2004年5月20日



質問の9割は教科に関してじゃない

 生徒に聞かれる。
「小泉首相が7500万円って貰い過ぎじゃない?」


 教師は生徒にとって親以外の身近な大人で、毎日のようにこういう訳の分からない質問に晒されている。


 もちろん答える。広いジャンルをカバーしているのが私の売りでもある。(最近下ネタをかまされなくなってちょっとさみしい)


 月給で625万円。私はいいと思うけど?一国のトップが安いスーツに安い靴って訳にも行かないだろうし、それだけきつい仕事だと思うし。それに芸能人よりギャラ安かったら情けなくない?


 生徒はこれで煙に巻かれる。


 煙に巻いた後自分で考える。政治家の適正な報酬というのはどれぐらいなんだろうか。


 私財をも投げ打って、というタイプならある程度収入が確保できていないとやっていけないことも考えられる。
 前に市会議員の息子を担任していたことがあったが、もし保護者が落選したら多分その家庭では収入無いはず。いったいいくら貰ってるんだ、市会議員。


 質問に答えるのはいいんだが、こうやって自分の中の疑問を掘り起こされるのは、つかれているときには迷惑であるな。
2004年5月19日



何が是か知ってるし結局是を真直ぐに進む、けど非を口に出さずにはいられない

 私は割と色んなことを考える。
 芝居やってた頃の癖かもしれない。


 例えば、団体のオーダー出す時。せっかく親御さんが応援に来てるんだから次であの子出しとくか、とかも実は考えている。
 あれは知ってる選手だし、たたき潰すのもなんだからこの辺で行ってみようとか。
 ちょっと危ないオーダーも出しておかないと緊張感が無くなるし、何より私を含めたギャラリーが盛り上がらないので、「キャーなんでこんなへたれオーダー?!」ってのも出したりする。


 純粋にバドミントンのことだけ考えてオーダー出してはいないのだ。


 もちろん勝ち負けとか個人戦での当たりとか他に優先すべきことはあるんだが、そういうのクリアした後でも結構自由度が高いのがウチの団体オーダーの特徴。そうなるように育てている。


 この3年はみんな頑張ってる、みんな団体で使ってあげたい、でも枠はある。番手戦で枠内は決める。番手が上がらなければ団体メンバーにはなれない。ウチの団体レギュラー取るのは地区でベスト4取るよりキツい。厳しい。地区ダブルス優勝準優勝とシングルスの2位3位がいるのだ。他の子にはこのチームで得ることも多いが、団体登録という一点では本当に厳しい。


 みんな頑張ってる、だからここでは団体に入れてやりたい、って時もある。大きくない大会で、まだ賞状のない選手に団体で賞状のチャンスをあげたいと思うときもある。飛び抜けて強い選手が6人じゃなくて5人なら、もっと色々出来るのに、みんなに賞状あげられるのに、そう思うことも多い。レギュラー外の枠を使えば簡単なこと。そうやってやってきた、それが今年は出来ない。7人目が、外では負けてくることが多いとはいえ上手いからだ。8人目だってすごく上手い、自滅するけど。9人目だって他所でなら団体メンバーレギュラー取れる、ここんとこ急速に伸びてる。10人目は頑張ってるんだがなあ、うーん。



 前ふりが長くなった。



 来週また嫌な時期に嫌なところでちょっといい試合がある。出したい理由がある試合。でも遠い。


 学校車はぼろ1号車しか押さえられなかった。マジで公文遅いし。


 このぼろマニュアル1号車はサスがいかれ気味で、乗り物に弱い選手達は酔いまくる。多分午前中使い物にならない。それでも負けはしないだろうが、良くないことは間違いない。
 父母会長に、車を出してくれる方を当たってくれるようにお願いした。


 そうしたら。


 10番手のお母さんが、車を出してくれると。


 いいんだろうか。


 私は一度断った。もちろん最初から3年全員連れていく予定だったけど、またもう少し会場が近ければお言葉に甘えるけれど、あんなに遠い会場、自分の息子が出ない試合の輸送、頼めない。


 別に構わないと、日を改めておっしゃって下さった。ありがたく受けた。こんなの初めてだ。
 土曜日は10番手のお母さん(ボンゴ)が、日曜日はレギュラーのお母さん達(車が小さいので複数)が輸送して下さることになった。


 考え始めてしまった。基本的には4人のシングルスを入れ替えながらそれ以外でダブルスを作って戦っていく。一人なら入れ替えられないこともない。例えばマネージャー登録は?


 思考の泥沼にはまり始める。


 一度は表彰、元々そう思っていて8/9/10番手の誰を選手登録しようか迷った時期があった。
 8/9番手はダブルス登録なので使いづらい、シングルスの10番手はどうかな、と公文がついた直後に考えていた。ダブルス3番手が(これは平均7番手と9番手の仲良しペアで結構手間も暇も頭も使って育ててるのに、育ってるのに勝てないという。気が弱いんだよな)シード取ったら、ダブルス4番手が(これは8番手と1年1番手組ませてある。大小めりはりついた面白いペア)シード取ったら、ここで10番手を登録しようと。


 取れなかったから、ここで平均7番手を団体から落とすわけには行かない。信頼されなくなったら弱くなる。信頼してるし。それを表現しないといけない。


 でも私は色々考えるタイプで。


 考えているうちに、これは失礼なことだなと気付いた。一生懸命競技に対して接している生徒達に失礼だと思った。


 番手を取れたら団体に入れる、そういうシンプルな基準を壊してまで10番手は団体に入りたいだろうか。(入りたいだろうな)


 親御さんが見に来たらコートに入れる、そんなオーダーだって分かったら選手は親御さんに「必ず応援に来て」って頼むだろう。それもまた違う。(親御さん見てたほうがいい動きするんですよ、中学生ぐらいまでは。応援上等、息子一生懸命なんだから勝ち負けはともかく見てあげて欲しいよ)


 何より申し出てくれた10番手のお母さんが、そんな特別扱いは望まないだろう。(いや、見たいんじゃないかやっぱり。せめて一試合ぐらいは。そのへんの学校の選手になら十分勝てる実力あるし、自滅しなけりゃ)


 カッコの中が裏の心の声である。


 この声はいつも止まずに私の中で叫んでいるのである。


 でもプライマリーは選手だから!もう迷うなワタシ!8/9/10番手だって出したいのには変わりないし!出したし申し込み用紙!(監督会で選手変更できるよ)


 でもね、こうやっていつもフォローしてくれる父母会に、そのメンバーに、節を曲げない範囲でなら、子供のいいとこ見せたいんです。生徒、嬉しいでしょう?親御さんも嬉しいでしょう?私も嬉しいんですよ。あーもう!迷いが多くて困るよ!でも節は曲げないから!何かエクスクラメーションマークだらけだ!きっと熱あるからだ!


 迷うのはみんなが頑張っているから、ワタシが情に棹さして流されるタイプだから。ワタシが流されたら誰を信頼して前に進むんだ選手!(後略、切りが無い=迷いが去ってない、でも私の行動は口で何と言おうと変わった試しはない、まっつぐだ。口で言うのは止まらんけどな)
2004年5月17日




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