2004年1月の怒り








なんだかなあ

 私のどうでもいい技の一つに手相見がある。


 別に隠してはいないがあんまり大声で言うことでもないというスタンスである。気が向かなきゃ読まないし、読みたくない手相は読まない。仕事じゃないし。読むと疲れるし。


 試合のとき、準優勝の学校のエースがすすすすっと寄ってきて手のひらを見せ、


「生命線が短い」


無表情。


 いや不安なんだろうけどね、怖いよそれ。


 ちょっと読んでリリースしたらウチの部員が不満そう。





「先生、ウチの学校の生徒を読むときはいいけど、他の学校の生徒を読むときはお金取ったほうがいいと思う」


 は?


「それで部費にしてネットとかシャトルとか買うといいと思う」


・・・せこくないか?


 ってか、そのお金はワタシに帰属するんではないかい?


 じっと手を見てしまいますね。わかってんだかわかってないんだか。
2004年1月27日



転進

 ばりばり勝ちましたが、ウチとしては負けです。
 シングルスが相対的に落ちてました。


 ちょっと余裕がありすぎて、攻撃で突っ切っていく主義を忘れたというか。


 穴を埋める意味で余裕のあるうちに守りの練習を主にしてたせいか、攻撃の早さが持ち味だった選手が何か鈍っていた。もちろん一度鋭くなったものが鈍くなるタイプとそうならないタイプがいるが、部長が鈍くなるタイプだったのだ。


 なんだかんだ言って私が結構人の意見を聞いてしまうせいで、攻撃ばっかりじゃ駄目だと言われたのが染み込んじゃっていたのかもしれない。





 違うね。打って打って打って、より早くより前でより高く、高さが足りなきゃ下からでも打つ、そういう楽しい格闘技なバドが好きだ。


 正直、12月のシード権からこっち練習煮詰まってた。目標は見えるけれど手段に確信が持てない時期が続いた。当然だろう。おそらく陰の方向の目的で練習だったんだから。それは必要であるのだけれど。中途半端な時期だったとも思う。でも守りに関しては同じ量練習してもなかなか伸びなくてねえ。過渡期から出られなくてねえ。なんでかなあ。でもいいや。


 もう守る練習止め。ウチは攻撃一本で。そういう気合入ったのが好きだ。それで今まで勝ってきたんだし。


 ついこのビッグウエーブな代の技術を中心に考えたのが敗因かな。あと、人の意見を取り入れちゃったこと。


 他所のコーチはやっぱり他所のコーチで、みんな違うこと言うから(それも反対方向だったりするしさ)、私は私のやり方で。
2004年1月27日




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