橙、食われて半分無いんですけど。どうするのよもう。

　友人が紅型にも興味を示していたのでこっちもやってみることにした。
　きっと私じゃだめだろうと一応小物の魚柄のコースターをチョイス。
　友人はちょっと大物の馬柄。来年の干支ってことで。

　さて。
　はみ出しても大丈夫なように出来ているんだが、私がするとぼかしがぼけない。
　色を間違う。
　一枚やって納得がいかないのでもう一枚。お店の人の商売のうまいこと。二枚目なら何とか少しはと思ったがまた同じことで引っ掛かる。
　大物をていねいに仕上げる友人はまだやっているが、もうこれ以上私がやっても布の無駄。
　あきらめて人のを見物した。

　友人のは洗いを頼んできたんだが、私のは持って帰ってきて今のりを落としている最中である。
　思ったより可愛く仕上がっているが、でもやっぱりぼけてない。色がはみ出している。くそう。

　私から見ると大分上等にできていた友人の馬柄、友人なりに納得がいかなかったらしく、明日私たちはまた紅型をしに行く予定なのである。

　ある種泥沼。

｢でかいのはでかいよねえ｣
｢日本人と比べるとアナコンダとヒメハブって感じだよね｣

　そうか、君のはヒメハブか。

　残念ながら中学校ではこの手の本は指導対象である。って言うかホントは法律で読んじゃだめなのかもしれない。
　去年私が担任していた女子が分離先の学校でこの手の本を取り上げられたと聞いて、密かに
｢やるじゃん｣
と思っていたんだね。やりそうな子だったし。

　さて、そのクラスの男の子からクラス会絡みで電話があった。この子も前述の女子と同じ学校にいる。
｢せんせー、あの時俺マジで泣きそうだったよ｣
｢えええっ、あんたあの子とそういう関係だったの？｣
｢いや、違う｣
｢･･･ひょっとしてあんたの本かい｣
｢コレクションしてたやつだったからさー｣

　女の子口を割らなかったのね。
　それにしてもこの情報、すでに他校の生徒だけに使い道がない。残念。

｢あたし動物にエサやるの好きなんだよねえ｣
｢･･･ひょっとして俺達も動物とおんなじ?｣
｢･･･植物ではないよなあ｣

　口から出ちゃうことってありますよね。さすがに悲しそうでしたしね。ちょっと反省してるんですけど、ワタクシ的には動物と同じというのはかなり可愛がってるということなんですが。やっぱだめですかね。だめなんでしょうかねえ。

　ポリ袋、ＣＣレモンの空き缶（踏んでしまった）まではまあ仕方あるまい。
　鳥や猫がおせんべになってるのもまだ理解できる。
　針金の束も迷惑だがまだ納得できる。
　おっさんが座ってるのも非常識だがまあよし。（車道の話だ）
　でもスチロールボックスの箱のふたとリンゴ１個ってなんだ。
　ビデオテープってなんだ。
　自転車の車輪ってなんだ。

　一人なのは人と暮らす煩わしさに耐えられるほど自分が大人じゃないからだと思う。
　犬猫ですら今は面倒だ。
　これはいかんなあ。

　でも無理すると熱出ちゃうしなあ。考えるの止めよっと。

　まず土産がツボを突いている。いい紅茶とか美味しくてこっちでなかなか手に入らないものたち。クリスマスプディングとかきりたんぽとか生酒とかそういうもの。これは嬉しい。
　その上ウチのがっちがちの花壇にルッコラの畑を作っていった。
　そしてまた私のまずい料理にも舌鼓を打ってくれて。まあだいたい私の場合勝率５割位なんだが。
　大抵の人に嫌がられるショッピングにも付き合い。＜デラシネ実はどうでもいいとこで好みがむちゃくちゃうるさい上に延々と歩いて買わないので今ショッピング友達がいない。
　その上食べ物にうるさくて紅茶に詳しい人なので買い物の役に立ち。
　方向感覚があるので道に迷うこともなく。
　「ぷよぷよ」が上手で私にはたどり着けない｢ぷよ通｣のエンディングも見せてくれて。
　海でほろほろ遊んだりしても魚見て喜んだりできるタイプで。
　私がさぼってると冷蔵庫の中身でなんか美味しい御飯作ってくれたり。それが掃除も兼ねてるし。
　生ゴミをあな掘って埋めてまでくれるのだ。＜どうやら趣味らしい。

　すごい。
　客たるものはかくありたいと思った。
　何でこんなに見事に有能で、台所で働いてる姿を見ても、
｢うーん、こんなふうに立ち働く姿が様になっててチャーミング♪｣
という彼女が未だに一人もんなのか。世の中わからんもんである。というかもったいない。
　こういう女友達はマジでありがたいもんだなあと。これで彼女が酒飲めたら完璧だがね。

　ちなみにお客は鏡でも鏡でなくても大歓迎ですので、臆せずいらして下さい。出来ればせめて電話一本は入れてくれると嬉しいですが。

　だめじゃないだめじゃない。
　人生の気合いをむだ遣いしないでだな、こう、こつこつと、バットを短く持って確実にっていうような暮らしをだな。

　世迷言に入ってきたのでやめとこう。
　きっかけが人生ゲームなあたりがもう全然だめである。

　お母さん、お願いだからホースの水は全部抜いてからしまって下さい。
　巻いてないホースの下には洗濯ネットの普段使わないやつが入れてあるんだが、これがびしょぬれで。
　濡れてるだけならいいんだけどなんか水茶色いし。
　とにかくひっくり返して洗わなきゃ、と中身をぶちまけてみたら。

　きゃあああああああ！

　いい具合に成分の抜けきった茶色い物体がーーー！

　いやあああああああああ！

　ま、一人暮らしだと叫んでても誰もどうにもしてくれないので片づけましたが。
　死ぬとこ選べよな、ホントに。

　髪がストロベリーレッドのヒロインは旦那の腹違いの弟と恋愛中で、その旦那はホモなのに気付かず主人公を愛してしまい結婚したらしい。
　もちろん今はご家族ぐるみでおつきあいのある男と体と心のおつきあい中。っていうかそんな身近なところで手を打つな。
　今週は喫茶店で弟と仕事の話（これがデザイナーという）をしているところを義理のお父さんに見つかり（考えてみりゃこのお父さんの子供じゃん）離婚を言い渡されたところで旦那カミングアウト、そこにホモ友達がワイン持って参上！というところで続き。

　気になってます。タイトルは｢Red｣、原作もあるらしい。

　やっぱり女の人♪の見舞いは違う。カサブランカの花束にケーキにいい紅茶。いいなあ。
　なんでかわからないがウチへの見舞いはネギとかなすとか八百屋ものが多いのだ。それもありがたいんだが、やっぱこういうのは華やかで嬉しいさね。
　私だって一応女の子だしー。お客がきれいってのも華やかでいいもんだ。

　さてお持たせで接待してふと気がつくと部屋どころか家が汚い。

　母がいたので片づかないという問題もあったが、私自身がむちゃくちゃに散らかしている。
　クマ材料および縫いかけの部品だの雑誌だの。これは部屋中に。
　来た手紙やら旅行のパンフやら何やらがテーブルの上にだーーーっと。耳かきとか替えの歯間ブラシとかもなぜか。
　おまけにうちのトイレにはタオルもないという為体で。ついでに客用の紅茶茶碗も無い。
　その上母の分もだーっと布団散らかしてある和室といい、物置になってる奥の洋室といい、擬音でいうと
「だらーがらがらずるずるのぺぺ」
って感じか。

　西原理恵子なんて読んでくつろいでないで、まずお片づけしないといけないなあとしみじみ思った。
　言い訳すると、部屋きれいにしてるときって客来ないんだよね。そういうもんなのかなあ。

　まず当然予想すべきことだったが、私デラシネ会場最年少。服装も一番いい加減。
　その上もともと授業なんざまともに聞いたことの無い私にはじっと座って聞いているのがまず無理。
　しょうがないのであっち向いたりこっち見たりしていて気がついた。
　会場に４人、先生の話に｢ふんふん｣と首を振りながら聞いている人たちがいる。それも同じタイミングで。
　そのうち一人は私の母であった。

　会場には同僚の先生も一人。彼女曰く、
「なんでこの母からこの娘?｣
Ｒ子さんフォローのつもりか、
｢これはおとうそっくりよ｣
　うちの母は父の７つ年上で、でも並ぶと父が年上に見えるという化け物である。
　悪かったな父そっくりで。

　ちなみにこの展示即売会的なもので、つい私も買ってしまった。
　これから来るお客はこれで接客されるだろう。たぶん。
（だって安かったんだもん、許して）

　声も商売道具なのでしゃれにならない。
　何しゃべってんだかわかんないくらいで、たいして咽喉痛くもないのにとにかく声だけ出ない。
　やばし。

　まず前回今一つだった藍染に。体験でやらせてくれるところがあるのだ。
　ダイニングテーブルの円いのを買ったので、真ん中に置けるように点対称の模様で、と考えすぎたのが失敗。
　クモの巣にしか見えやしない。それも狙い通りに出来たのに。
　やる気なさそうにやってた母のは結構いい感じの柄に染まっていた。

　ショップの人が。
｢２回目３回目の人より、初めてやる人の方が作為が無くていいもので来たりするんですよ」
あー、その通りですよ。

　あとソバ食べたり蝶見たり城に上ったり浜を歩いたりした。ネオパークにも行った。
　で、風邪がひどくなってる。

　落っことした。

　派手な音を立てたが別にそんなことを気にする私ではない。
　問題は驚いて振り返った中に知った顔が。

「せんせー！！！何なさってるんですか！！｣
「あのー、このことは内緒にしといてください」

　小一時間捕まりましたともさ。まあ久々だったのでいいですが。（去年のクラスの子のお母さんだった）

　私と母と近所に住む同僚Ｒ子さん（高校生の息子がいるくらいの年）で色々買い物に出た。
　焼き物系の店で私が値切ったら11000円が7000円に。まあまあか。

　でも。
　Ｒ子さんが値切ったら。

　6300円の物に3800円のおまけをつけて2000円になった揚げ句に、私の分のおまけまで。
　またこの値切りの掛け合いが下手な舞台より可笑しくて。

　私ももっと芸を磨かなければ。悔しい。

　大分育ってはいるのだが、団体メンバー１年生が５人というのはやり過ぎではないか？でも実力通りだといううわさもあるが。
　うーん。
　来年に期待ということなのか。

　来年の県大会には行けそうだが、（うちが強いというより他が弱い）それにしても弱い。体力がない。
　一試合で潰れちゃうなら使えないじゃないか。どうするんだ。
　走り込まさないといけない。
　Ｍ子先生（補充の方）の声が潰れていた。がんばれ。
　３年が遊びに来ると息巻いていたが、今うちは母が来てるのでこっそり帰った。
　ちょっとごめんって思っている。

　うちの３年生に片思いの去年の教え子が、
「今日私服だ！かっこいー！」
と浮かれていて可愛かった。やっぱり女子いいなあ。

　というわけで昨日いきなり行ったそのネオパークという鳥園、入り口でえさを売っている。
　もちろん買いである。
　何でも取りあえず手から餌付けしてみるんだが、いくらでも食う。
　フラミンゴやヘラサギの類いからムクドリ系まで、上手に食べていく。

　かわいい。

　ゾーン分けしてある鳥中心の歩くサファリパークと言ったところか。
　鳥触り放題だし、仕舞いにゃフラミンゴに毛繕いされるし、カンムリオオスオリドリはえさを投げると受け取ってくれるし、フラミンゴに限らずでかい鳥が沢山いるし。
　ラマとかヘラジカっぽいやつも犬もいるのだ。もちろんさわり放題。わはははは。

　これはえさ代を使わせる鬼のような商法と言えよう。でも使っちゃうけど。わはははは。

　ついでだがあっちこっちにツマベニチョウが飛んでいた。シーズンなのだろうか。
　今日家の庭でも飛んでいた。

　で、家の庭でも餌付けしようと今米だの果物だのを置いてみているのだ。

　みんな行こうね、ネオパーク。マジで楽しいっす。